ビリー・アイリッシュのコメントが素敵すぎたので、紹介したい。
ビリー・アイリッシュは、史上最年少で、グラミー賞の主要部門を独占した歌手。
名前も歌もなんとなくは知っていたけれど、
2020年の年末に、テレビ朝日『ミュージックステーション』に中継で参加。
いつも楽曲制作をしているという、自宅のベッドルームから生歌を披露しているのを見て、
「声が楽器みたい!」
と衝撃を受けたのを今でも覚えている。
そんな彼女が、ある雑誌の企画で「Youtubeにアップされている自身のカバー曲を聞いてコメントする」動画があるのだが、
もう、その時の彼女が口にする言葉に胸を打たれまくったので、ぜひ見てほしい。
分かります?
彼女の素敵さが。
・真っ先に、歌い手の「いいところ」を探して口にするところ
・基 本 的 に 全 肯 定 !
・歌い手の背中を押すような言葉を、様々な語彙で伝えている
しかも、この時のビリー・アイリッシュは、19歳。
この動画を見ただけでも、彼女がどれだけ人間的魅力に溢れた人なのかが分かるだろう。
と同時に、自分自身を省みて、とても反省したのは言うまでもない。
『職場の人間関係を良好に保つ秘訣』、『愛される人になるには?』みたいなタイトルの本に必ず書かれているようなことで、
すごく難しいことではないし、
ちょっと相手の立場に立って考える余裕があれば分かることでもあり、
実際、私自身も何度も、見聞きして“知って”いることだ。
でも、できていない。
だからこそ、ものすっごく衝撃を受けたし、知ったかぶりで止まっている自分が恥ずかしくなったである。
これまでの自身の受け答えを振り返ってみると、もう今年出会ったほとんどの人に謝りたくなるくらいだ。
だが、過去を振り返って止まっていても成長にはつながらないので、
これからは、ビリー・アイリッシュのこの姿勢を、コミュニケーションのお手本の1つにしようと決めた。
知ってはいるけども、実践がうまくいかない。
こういったことは多いが、その最たる理由は「自分に落とし込んだときに、どう実践すればいいか分からない」ということにある。
人は、イメージがつかないものを、行動にうつすのが苦手だ。
だからこそ、既に実践していて「この人、すごい!」と感じる人を見つけるとよい。
もちろん、すごいと感じた人と全てを同じようにできるわけではないし、合わない部分もあるだろう。
だが、それもやってみないことには、分からない。
まずは何も考えずに、とにかく真似してみるのだ。
すると、すごいと感じた人の考えや行動がちょっとずつ理解できるようになり、
「私にはどういうのが合うのかな?」といったことも、自然と分かってくるだろう。
さらに、私のおすすめは、
すごいと感じる人(師)を何人も作っておくこと。
相手への声かけは、ビリー・アイリッシュをお手本に。
相手に間違いや修正を伝えなければいけないときは、以前一緒にお仕事をしたAさんをお手本に。といった具合だ。
人でなくても、本やゲーム内のキャラクターでもいい。
あなたが何も考えず、とにかく実践してみようと思えるなら、どんな形でもいい。
師が多いとそれだけ、
あの人ならなんて言うだろう?
あの人ならどう答えるだろう?
と考えることができる。
答えること、結論を出すことに焦りそうになるときも、フッと一呼吸をおくことができるのだ。
あなたにとっては、ベストな答えを出すことにつながるし、
相手にとっては、冷静になる猶予、答えを聞く姿勢をとる時間となってくれる。
一人で抱え込まなくていい。かといって、無理に相談する必要もない。
頭の中、心の中に、シーン別「私が真似したい師」リストを作って、少しでもコミュニケーションを楽にしていこう。