最近ちょこちょこブログを書いている私ですが、ひょんなことから9月30日(土)に開催されました『ブロガーズフェスティバル2017』@大崎ブライトコアホールに参加してきました。
名だたるブロガーさんたちが講演をされるということで、「わーい!なんか勉強できたら嬉しいな♡」と軽い気持ちでいったら、
めっちゃくちゃ勉強になりすぎたので、自分への落とし込みも兼ねてレポートにまとめさせていただきます!
第一弾は『すぐうまくなれる”耳から発想!エモい文章術』by 長谷川賢人さんです。
実はライターなのに、文章術とか習ったことのなくて……。
5年目に突入し、文章のマンネリ化も感じていたので「なにかヒントになれば!」という思いで、参加しました。
あ、先に言っておきますが、このブログはエモさゼロです。お手柔らかにお願いします。
よければ講演時に長谷川さんが使われていたスライドをダウンロードしながら、こちらのブログを読んでください。
170930ブロガーズフェスティバル_講演資料.pdf - Google ドライブ
当日URLで共有してくださっていて「レポートを書くときに、スライドも共有していいですか?」とお聞きしたところ、OKをいただきましたのでぜひ♡
より理解が深まるかと思います!
そもそもエモい文章ってなに?ていうか、エモいってなに?
みなさん、「エモい」って分かります?
「エモ」とは「エモーショナル」の略
(中略)
基本的には「心が動いた」「心に刺さった」という感動的な意味合いで、「なんか、うまく説明できないけど良い」という論理的なものを超越した情感でもあります。
ということは、エモい文章とは
なんでかわかんないけど、読んだら心動かされる文章。そんな意味合いになるかと。
エモい文章って、どうやって出来ているのか
長谷川さんによると「テクニカルライティングとクリエイティブライティングの掛け合わせ」だそう。詳しく見ていきましょう!
テクニカルライティングとは?
説明書やSEO、レビューなどの”情報”を伝える書き方で、下記の3要素を満たしていることが大事です。
1)論理の流れが正確
2)読む人を混乱させない
3)センテンスは短く
まだ歴の浅いブロガーやライターは、そもそもこれが出来てない人が多いそう。
私自身、ライターになりたての頃の原稿とか読んだら「なんじゃこりゃ……」というものばかりですし、編集のお仕事でビックリする原稿をもらったことがあります……。<
長谷川さん曰く「練習すれば誰でも出来る!」とのことですから、文章を書くことに携わっている人は基礎としてしっかり身につけておきたいですね。
「参考に……というか、絶対読んだ方が良いです!」とオススメされていたのが、『理科系の作文技術』(木下 是雄)。
クリエイティブライティングとは?
小説や詩のこと。情感を感じさせる文章と考えるといいかもしれません。
だーけーどー!てっとり早くエモくしたいやん?
人間、根本はめんどくさがりだから(私だけ?)。魔法みたいな技が知りたかったりしますやん?
そんな私たちの先生(え?)長谷川さんがこっそり教えてくださった魔法が4つあります・
あえて細かく伝える
例えば、机に無造作に置かれている缶コーヒーも、
・飲もうとしている人の性格や雰囲気
・缶コーヒーが置かれている場所や、その部屋全体の情景
これら書き手の視界に入っているものを、あえて細かく書いてみる。
こうすることで、”ただの缶コーヒー”にストーリーが生まれ、見えない意志がにじみ出てくるのだそう!
映像や写真だと、それがパッと伝わりますが、文字は書かれたことしか伝わらないもの。エモくしたいのであれば、自分なりに事実+情景を書く意識を持ち、読者に想像させるが大事だなと感じました。
好きな文筆家を持つ
これドキッとしませんでした?
私はしました。全く小説とか読まないので(白い巨塔以外)。長谷川さん調べでも、好きな文筆家を持っていない人が多いそうです。
ですが! これこそクリエイティブライティングの生・資料。
「文章は読む前に、見るもの。景色としても認識してる」
「”こういうエモい文章を書きたいな”と思ったら、それにあわせて文筆家を変えたりしている」
長谷川さんのこれらの言葉に、かっこいい……ってなったのは私だけではないはずです。
文筆家の選び方
基本は「自分が好き」という基準ででOK。ただ長谷川さんのように、”こういうエモい文章が書きたい”という明確な目的があるのであれば、
・ターゲット層が好き(そう)
・自分も好き
この2つを基準にして選ぶことをオススメされてました!
テレビのナレーションを真似る
私はテレビ業界で1年間働いていたことがあるのですが、これを聞いた時に「なーるーほーどぉぉぉ!」と心の中でめっちゃうなづきました。笑
ぜひお家にテレビがある方は、テレビをつけたら目をつぶって音にだけ集中してみてください。
聞いているだけでも、どんな映像が流れているかが想像できませんか?
これこそ、まさにテクニカルライティング×クリエイティブライティング!
文章がうまいからこそ、わざわざテレビを見なくても伝わってくるんですね。
長谷川さんは「この文章、誰のナレーションで読んでほしいかな?」と考えながら、書くことがあるそう!
めっちゃ簡単なことなので、ぜひ真似してみてください。私は情熱大陸のナレーションをされている方の声を想像しながら、書いてみようと思います。
言葉のストックを貯める
「〜思います」「〜考えます」
これって多用しがちですが、ワンパターンの言葉ばかり使っているとエモさは出にくくなってしまいます。
そんな時に活躍してくれるのが、『感情類語辞典』(アンジェラ・アッカーマン)。
そうやって言葉のストックをためていくと、あなたの文章をエモくするスパイスとなって活躍してくれるんです!
私のライター友だちは、下記の辞典も購入してました!
心の中に、ターゲット層、読者を飼おう
ただ、エモい文章が書けたからって、そのままリリースするのは危険です。原稿が完成しリリースする前に、しっかりとチェックすることで”独りよがりなエモい文章”に気づけます。
1)編集者の目→面白く仕上がっているか?
2)読者の目→知らない人が読んでも理解できるか?
3)クライアントの目→炎上しないか?
この3つの目を通すことで、人前に出せる”エモい文章”が完成します。この時、他者目線は入れずに、とことんその目になりきってチェックしましょうね。
長谷川さんオススメ!エモい文章のための参考書4冊
PDF内でオススメの書籍を紹介されていますが、その中でも特に「これは読んで損ないです!」と一押しされていたものを紹介しますね。
テクニカルライティング
クリエイティブ・ライティング
今回、長谷川さんの講演を聞いて「私、なんも知らんで文章書いてたんやなぁ……」と痛感しました。。。
いきなり良い・エモい文章を書くのは難しいですけど、
長谷川さんの「テクニカルライティングをマスターしてから、クリエイティブライティングを身につけていくのがいいですね」という言葉を真に受けて、オススメされていた書籍を1冊1冊読みながら、ステップアップしていけたらなと思います。
一緒に基礎から積み上げて、エモい文章の使い手になりましょう♡
長谷川さん、素敵な講演をありがとうございました!
※長谷川賢人さんのSNSはこちらです
ツイッター:長谷川賢人 (@hasex) | Twitter
ブログ:hasegawakento.com
※「他の方のレポートも読みたい!」という方は、スタッフの方がまとめてくださっているページをぜひ!
2017ブロガーズフェスティバルについて書いてくれている記事のまとめ #ブロフェス2017 : ブロガーズフェスティバル
200名規模のイベントには、スタッフとして関わったことあるんですけど、ほんま大変です。こうやって開催後までしっかりとフォローされているの、すごいです。頭が下がります……。
※ 画像はぱくたそさんからお借りしております!
もう既に来年も参加したくなっている辰巳からでしたー!
P.S レポートはまだ続きますので、明日もよろしくお願いします。笑