昨日から、キュレーションメディアについての議論をよく見かけます。
【DE●A】キュレーションメディアの依頼の実態を掴んだ結果マジで酷いことになってます!https://t.co/WihkHO6Jrc
— 肉級 (@mecchanikuniku) 2016年9月6日
キュレーションのライター選定基準はほんとヤバい。それに、パクりと言われても仕方ないレベルの引用ばかり。
— とっとこランサー@10/1セミナー登壇 (@Tottokolancer) 2016年9月6日
「文句言われたら消す」
それだけでいいの?っていつも思う。 https://t.co/QocNYJxvYQ
https://twitter.com/narumi/status/773040138976845824
https://twitter.com/narumi/status/773040279246876672
denaさんのwelqのことですね / 他16コメント https://t.co/cJtKQpLE0H “グーグル検索は終わってる。がっつりSEO対策されたゴミしかヒットしな” https://t.co/AXB3hn1GJD
— 肉級 (@mecchanikuniku) 2016年9月6日
いくつかのキュレーションメディアで執筆した経験がありますが、
書き手としてはもう書きたくありません。
理由としては、ライターとしての質が下がると感じたから。
複数のメディアのマニュアルを読んだ際や、執筆をしている最中に
「この情報を記事にして、本当に流して大丈夫なのかなぁ?」と疑問を募らせたからです。
検索して、欲しい情報がまとまっていることは、検索した側としては助かりますよね。
ですが、本当にすべての記事で正しい情報が記載されていると思いますか?
もちろん、執筆者自体が専門家である場合や専門書、研究やアンケートなどを参考元として書かれている方も多くおられます。
ですが、ただインターネットでヒットした情報をコピペしている方もおられるようです。
実際「バレなきゃいいじゃん……」ということを、遠回しに言われているキュレーターさんたちと関わったこともあります。。
そして、情報元の有無やコピペかどうかをしっかりと確認する体制が整っているキュレーションメディアに
未だ出会っていません。
情報よりも、記事の配信数を重視しているところが多いようです。
しかし、コピペを多用したくなるのも、ちょっぴり分かります。
全く興味・関心のないテーマに対して、
画像を5枚以上用意し、文字を2000字以上書かないといけない。
1記事を完成させるのに、2時間かかる場合もあります。
それで、700円前後。
時給に換算すると、350円です。
週に1万円稼ごうとしたら、15記事書く必要があります。
単純計算で、週30時間捻出しないといけません。
フルタイムで4日勤務するのとほぼ同じですね。
キュレーションメディアの募集要項の中には
「忙しい主婦業の合間を縫って!」だったり、
「毎日2〜3時間でOK!」だったり、
「楽に稼げる」ようなことを謳っているものもあります。
そういった文言に惹かれて入られた方は、
“楽に”記事を書いてしまうんだろうなぁーと思っています。
情報が溢れているからこそ、
キュレーションメディアは求められていると思うのですが、
情報を検索する側、記事を読む側も、
冒頭でご紹介したツイートやここで書いたことを頭にすこーし置いた上で
メディアや情報と触れ合うことが大切なのではないでしょうか?
実は書く側、提供する側だけでなく
読み手の質も求められているのが、キュレーションメディアの存在価値なのかもしれません。
P.S.
今、私が書かせていただいてるメディアは
どこもしっかりと記事のチェックをしてくださります。
良質な記事を作るために、
しっかりと情報・書き手にお金や時間をかけられている印象があります。
そういうメディアが、これからも生き残っていくのではないでしょうか。
ライターとして生活していきたい方は、
そういうメディアで実績を積まれる方がいいかとー!